ハンドピックの効果確認 テスト結果

先日、不特定多数の人にブラインドテストを実施しました。
ご協力頂いた方々、本当にありがとうございます!
そして、以下、結果報告になります。
   
(ちょっとディープな内容ですが、コーヒーラバーなら、時間のあるときにでもご覧下さい)
   
データ、円グラフだけを見ると、
ハンドピック有無で、『有意差なし』です。
   
想定内ではありますが「厳選豆が好み」が
圧倒的に多数を占めて欲しかった気持ちは
もちろんあります 笑
   
でも、だからこそ、主観を省いた、
評価方法をとっていることに意味があります。
   
そして、この結果を受けて、
    
『ハンドピックは面倒やし、やーめたっ』
    
って、真に受けたら、ただの愚かものです。
今のリピーターさんで、離れていく人も
いるかもしれません。
   
ハンドピックは続けます。
提供したいのは、あくまで、自分が飲みたいもの。
そして、「なぜ、この結果になったか?」を
考察することが、重要です。
そして、実験は『前提条件』ありきです。
   
まず、主観はというと、余韻の心地よさは、
厳選豆に分があります。
  
そして、飲んだ人たちの多くから
聞こえた感想が、
   
『A(厳選豆)はスッキリしてるけど、
Bの方が、苦味とかコクを感じる』
   
だったのです。
   
そーです、そのとーりです。
コクの定義って一般的には、曖昧ですが、
「複雑さ」が生み出すものです。
   
だから、今回のテストは「欠点豆が好み」
が多数を占める可能性も覚悟していました。
   
そして、大事なのはここから、、
   
投票は「他人の意見は気にせず、
シンプルに、好みの方へ入れてください」
としていたことからなる結果です。
   
そして、BSCの商品作りのスタイルは、
コンセプト先行型。
   
さらに、今回テストに用いた豆は、
「スッキリクリーンで軽やかマイルド」
をコンセプトにしている豆の1つです。
    
欠点豆を除いて「豆の質、組合せ」でコクを
生み出している商品は別にあります。
  
よって、ハンドピックは継続させます。
   
余談ですが、もともと良い豆だし、
鮮度も良く、香りがたっている状態での
テストなので、経時変化で雑味が
顔を出すリスクも検証できていません。
  
しかも、豆のタイプ(欠点豆のモード)によって、
結論が変わることも考慮が必要です。
  
ブラインドテストでやりたいネタが、
多すぎて、迷っていますが、
    
『どっちも美味しいなあ〜♪』
   
って喜んでくれている人たちを見て、
データ取りの目的ながらも、嬉しくなりました。
  
月1でやらせてもらう予定なので、
お時間の許す方は、運動とコーヒーで、
良い休日をお楽しみください(^^)
   
次回は、12/4(日)大垣BUBUにて。